今年は今月の7日が立冬というこで、暦の上で”冬の始まり”といわれる時期になりました。
今週末は冷え込む予報があり、冬本番といった雰囲気になってきましたね。
今回はそんな冬にどのような生活をしたほうがいいかをまとめてみました!
黄帝内経という東洋医学の聖典には冬の養生についてこのように書いてあります。
”早臥晩起.必待日光.使志若伏若匿.若有私意.若已有得.去寒就温.無泄皮膚.使氣亟奪.此冬氣之應.養藏之道也.逆之則傷腎.春爲痿厥.奉生者少.”
夜は早く寝て、朝はゆっくりと起き、日の出日没に沿って生活すべきです。また、体の陽気も深く貯蔵されているから、心身共に活発にならず、寒い刺激を避け、体を暖かく包んであげると良い。ましてや、運動などで発汗するなどは論外である。 ※佐藤意訳
このようなことが書かれています。
これをその通りにすると...
『早寝遅起き、家でジッーとして寒さを避けて、毛布にくるまってね。運動はしちゃダメ。』
となりますが、これでいいんでしたっけ!?!?!?笑
この本が書かれたのは2000年以上前といわれていますので、暖房器具はないし、ヒートテックもない時代の話です。
それに、食べ物も現代のように豊富にあった時代ではありません。
それを踏まえずに”冬の養生”となると先ほどのような話になってしまいます。
現代の冬の養生法を考えるのには、まず古典で何を言いたかったのか。
本質的に伝えたかった事を考えないといけません。
私の解釈になりますが...
1)冬は深夜、早朝は一段と冷えるからその時間は布団の中にいてね(当時は布団の中が一番温かそう)
2)汗をかくと体の熱がでていっちゃうから汗をかくようなことは控えてね。
3)動物が冬眠する時期だから、食べ過ぎに気をつけて、人間も沢山寝て、行動も控え春に備えてね。
これを踏まえて、現代の冬の養生法はこの4つにまとめてみました!
今も昔も朝晩の気温の変化はありますが、暖房による室内外の寒暖差が激しいのが、現代の1つの問題です。
暖かすぎる格好をし、日中や室内で汗をかきその後、夜や室外の寒さに負けてしまうことは多くあります。
寒暖差に身体がついていける人はいいですが、そうでない人は上着の脱ぎ着で調整したり、暖かすぎるインナーには気をつけましょう。
また、手首や足首を冷やさない恰好をすることも、冷え対策になったりします。
羽毛布団で寝ていると寝ている間に熱くなり、布団を蹴っ飛ばしてしまう経験をしている人も多いかと思います。
なので、私は寝るときの服装を暖かいものにすることがおすすめしています。
服装がモコモコで寝れないという人には、湯たんぽをして寝ると暖かすぎる布団でなくても適温で寝れるのでおすすめです!
身体は冬になると冷やしたくないので、熱を逃がさないような状態を維持しようとします。
なので、この時期に”熱”が中心の病の人はその熱が上手に発散できずに症状が悪化する人もいます。
そのような人は運動などをしてちゃんと身体から熱を発散することが求められます。
ですが、古典に会った通り運動して汗をかくと身体にとって必要な熱も逃げてしまったり、熱を発散した後に寒さに負けて冷えが入ってしまうことが多々あります。
なので、しっかり汗の管理しつつ適度な運動をしてください。
冬はよく寝たり、身体の熱を漏らしすぎないようにすることを求められますが、運動の他にも熱を使ってしまうことがあります。
それは、食べ過ぎて胃腸を活発にしすぎてしまうことです。
胃腸に物が入ってくると、それを消化吸収するために大きなエネルギー(熱)が必要となります。
食べるものに溢れている現代では、冬の食べ過ぎにも注意が必要です。
冬にお鍋などの温かいものを食べるのは、理にかなっていますし、冬にアイスは夏に食べるアイス以上に負担になることは頭に入れておいてもいいかと思います!
ざっと4つの注意点をあげましたが、よくある質問に「冬に食べたほうがいいものありますか?」といったものがあります。
検索すると、黒いものを食べるといいなんて言うのがあります。
もちろんそれはいいことですが、控えたほうがいいものがいいものもあったりします。
それは『甘いもの』です。
東洋医学の五行という考え方の中で五禁というものがあります。
(冬に黒いものというのは五行の五色からきています)
冬に禁ずるものとして冬には『甘』が当てはめられているので、黒いものを食べつつ、甘いものを控えめにしましょう!!